おしの ちからって すげー!

ど新規ファンのメモランダム

初めてボイメンのライブに行った話

 

 7割くらい書いて放置してたら年が明けてしまいました。一応このブログ名目は備忘録なので、本格的に忘れてしまう前に、ということで。

 

 

 

 

 ボイメンにはまって1ヶ月したくらいのことです。その日私は公式のTwitterで、ホールツアー追加公演の一般販売が始まったことを知りました。

 件のボイメンを布教してくれた友人はその日はどうしても行けないことが分かってたんですけど、でもひとりで行く勇気はちょっとなかった。「ひとりでグループ及び推しを摂取するのは精神の安定のためにも避けたほうが無難」ってなったので自分を追い込むために2枚購入していました。一緒に行く人を必ず何がなんでも見つけてやるぞ! という心持ちで。行かなくて後悔することはあっても行って後悔することは絶対ないな!! って断言できたので行かないという選択肢はなかった。

 

 同行してくれる友人が無事に見つかりひと安心、公式サイトでグッズを見ていた私はそこでひとつの壁にぶち当たります。

 

 

「メンバーとのハイタッチ」。

 

 

 新規なりに色々とボイメンのことを調べてはいましたし、友人とはまた別の、ボイファミの後輩から布教品を受け取ったりした際に特典会等のいわゆる「接触」と呼ばれるものがあるのは教えてもらって知っていました。知っていた上で、「私には無理だ」と確信していました。

 だって、推しと握手? 私が?? そんな畏れ多いことあるの?? 触れなくない? 無理じゃない?? 近くで推しは見たいけど近くで推しには見られたくない!!!

 ということで、特に推しに関してはそういうのはできんやろうなぁと思ってたんです。というかそもそもそういうのはリリースイベントとかファンミーティングとかでしかやってないと思ってました。

 

 

 だからまさか、物販を買うことによって無条件接触イベントが襲いくるとは思ってなかったんですよ!!

 「3,000円以上お買い上げの方お見送りハイタッチ」ってなに…! Tシャツ1枚でミッションクリアじゃない!! どうしてそんなにファンに優しい価格設定なの…!?!?

 しかもメンバーの誰かを選ぶタイプじゃなくて全員って…吉原さんもいるんじゃん…無理……では………。

 

 物欲はあるので物販を買わないという選択はなしとして、同行してくれる子にハイタッチ代行してもらうか?? でも別にその子ボイメンのファンってわけじゃないしなぁ…困らせるよなぁ…ってぐるぐる考えて、布教してくれた友人にも相談して、「情報によるとベルトコンベア式で一瞬らしいし、とりあえずせっかくなんだからハイタッチする気でいって、本当に無理そうなら同行者ちゃんに代行してもらう(貧乏性なので権利を放棄するのは勿体なく思ってしまった…)」という結論に達しました。

 

 

 

 

 ホールツアー当日、半休を取った私はセンチュリーホールに向かっていました。ちょっと入り口迷ったけどなんとか辿り着いてグッズの列に並ぶことができました。吉原さんのバンダナだけ売り切れちゃってたけど、他の欲しかったものは全部買えて幸せでした。 また次のライブの機会には推し色のグッズを入手できたら良いなぁ。

 あと、くじ引きでリーダーのサイン入りポスターが当たってめちゃくちゃ嬉しかったです。当たるものなんだ! って感動した。でもあれ直での受け取りなんですね。筒状に丸めた紙を持ってる人が何人もいらっしゃったので「あれはポスターが当たった人だな…?」って察してましたが…。当日リュックで来てて良かった…。

 

 あと「おお!」ってなったのが、開場したあと、ファンの方々がサッとメンバーのカードを掲げて交換会が行われていたことです。何て統制のとれた文化…すごい…。

 

 

 一般販売だったので、座席は安心安全の3階席だったんですけど、結論から言えばめっっっっっっっっちゃくちゃ楽しかったです!!!!!!!!!

 

まーじでなんも自慢じゃないですけど私、本当に片手で数えるくらいしか音楽ライブって行ったことなくて。その数少ない中でタオルは振り回したことあるんですけど、ペンライトは手にしたことなかったんですよね。

 だからね、生まれて初めてペンライト持って、振って、コールしてっていうのがもーーーーーーーうね、本当に本当に楽しかった!!!!!!!

 てかめっちゃ明るいんですねペンライトって! お祭りとかによくあるパキって折ると光る腕輪になるやつあるじゃないですか。あんな感じをイメージしてたんですけど、座席に着いて説明書読みながら点けたらモロに光を食らってやばかったです。数十倍明るかった。以前Twitterで有事の際の懐中電灯代わりになるみたいな内容でTLに流れてきたの見たけど、こういうことだったのかって納得しちゃいました。

 

 オープニングアクトのボイメン研究生たちは本当に元気いっぱいで、初っ端からフルスロットルかける手伝いをしてくれた感じするし、新喜劇は、開幕推しの登場で「うわ~~~!!!」ってなりました。そのあとにどんどん登場するメンバーにもテンション駄々上がりして、「生きてる!! 凄い!! 動いてる!!! ボイメンが動いて喋ってる!!!!」ってひたすら感動してました笑

 メンバーがわいわいしてるの見れてすっごい楽しかったです。

 そのあと、ライブで彼らの生の歌とダンスを見て聞いて、やっぱりめちゃくちゃテンション上がりましたね。ボイメンのパフォーマンスももちろんなんですけど、曲に合わせて揺れる色とりどりのペンライトが凄く綺麗で、なんかね、そこにも感動しちゃったんですよ。この光の一個一個が、ボイメン大好きだ!  応援してるんだ! っていう一人ひとりの思いの表れなんだって思ったら、ぐわーーーってなって。

 こんなにたくさんの光に囲まれて支えられている人たちが、素敵じゃないわけないじゃないですか。だからもうね、ボイメン好きになった自分、完全に見る目あったわって思いました。最高!!! 大正解だよ!!!!! ついてきてくれた友人も楽しんでくれたようで、もっと嬉しかった。

 

 

 新喜劇も歌も全部楽しくて大事な思い出なんですけど、すっごい強く心に残ってるのが、リーダーの「ボイメン最近好きになったとかは関係ない、これからを一緒に歩んでほしいから」っていう言葉です。

 公式動画見てコールの予習してたとしてもやっぱりそこは完璧には行かないですし、実際コールも間違えたし、振りもちょっと覚束ないし、そのときはまだ知らなかった曲もたくさん歌ってくれたし、「まだまだ修行が足りんなぁ」と思ってたのも確かで。

 

 だから、その言葉が本当に嬉しかった。

 

 正直私はボイメンにはまったことに対して、「今さらですみません」みたいなそういう思いもちょっとあって。ただこれは私の卑屈な性格の問題と、ネットの世界でたまーにある過激なにわか叩きを必要以上に恐れてしまっていただけなのでボイファミさんから何かされたとかは決して! ないです!!

 で。自分でそうやって勝手に拗らせて遠慮を抱いていたわけですけど、リーダーの一言で掬ってもらったんですよ。救うじゃなくて、掬う。新規とかそういうのを一旦置いて、私をいちファンとしての土台に掬い上げて立たせてくれたんです。メンバーの言葉は魔法ですね。リーダーに言われただけで、「今さら」なんて気持ちどっかいってしまったんです。やっぱりすげえよ。流石は黄金柱だよ。

 きっとたくさんいるんだろうなぁ、メンバーのこの言葉でポジティブになれた新規ファン! それってめっちゃ素敵だ。私がわざわざ言うまでもないんですけど、この言葉は言い続けてほしいですね。これからも。

 

 あとアンコール直ぐ始まるのビックリしたけど良いですね! 興奮が冷める前に熱量そのままでコールしていくスタンス、ボイメンっぽいな~って思いました。

 そして3階席までメンバーが来てくれれたのも衝撃でした! なんてサービス精神!! 階段!? 階段で来たの!?!? さっきまで3階とステージというまあまあ離れた距離で見てたので突然目と鼻の先に現れたリーダーと平松さんの解像度にだいぶ戸惑いました。分かっちゃいたけど生で見るとエグいくらい格好良いな…お二人ともお目目ぱっちぱちだった……。

 

 

 ホールツアーが楽しすぎたことと、終演後ハイもあってなんかもう気持ちが無敵になっていて、「今ならいけるんじゃね!?」とメンバーとハイタッチをすることにしたんですが、並び始めはもはや最初のほうに書いてたような気持ちは小さくなってたんですけど列が進むにつれだいぶ緊張が強まってましたね。とうとうメンバーがいるのが認識できる距離になって、「あ、やっぱよしときゃ良かった」と思わなかったと言ったら嘘になります笑

 同行者ちゃんに「頑張れ」と応援してもらい(同行者ちゃんはグッズ購入してないのでこの辺りで一旦分かれて先に入り口へ向かっていました)、ここまで来てしまったならもう度胸で乗り切るしかない! せめて! メンバーの顔を見て、胸を張って笑顔で「ありがとうございました!」って言おう!!

 

 

 ……って覚悟決めたはずだったんですけどね。普通に無理でしたね。

 一番始めが土田さんだったんですけど、なんか…なんかね…きらきらしてて……。そこにいたのは『ボイメン夜露死苦』のあの親しみ度MAXの決まらぬパープルではなくて、白い肌の端整な顔立ちの王子様でした…。王子は私含むファン一人ひとりに目を合わせ「ありがとね」とお言葉をくださり、私は恐る恐るその手に指だけで触れて蚊の鳴くような声で謝辞を述べることしかできませんでした。

 しかも次に立っていたのが推しの吉原さんだったことにより尚の事頭がスパークして、正直そのときの吉原さんのこと全然覚えてません。てか反射的に頭を垂れてた。

 ただ、数日前のリーダーの正直な思いのツイートを見たこともあり、「ハイタッチ全員しなきゃ」だけ必死に意識してた覚えがあります。メンバーの手しか見ない状態のまま半分くらい行ったところで「メンバー見んとか何勿体ないことしとんや!!」と突然覚醒して頑張って顔を上げてメンバーを見てハイタッチとお礼が言えました(ちゃんと言えてたかはともかく)。お陰で小林さんとリーダーと平松くんと田村さんはちゃんと顔認証出来たので…頑張ったなあのときの私…。

 最後が田村さんだったんですけど、ハイタッチのときファンの手をきゅっと握ってらして、例に漏れず私もしてもらえて、そこでめっちゃ笑ってしまった。「これが噂の!」ってなりましたね。握手会での田村さんの対応は"凄い"とは聞いてたので。ハイタッチでもこんな感じなの本当プロフェッショナルですね…。

 

 そうしてハイタッチをどうにかこうにか乗り越えた私は、とりあえず家につくなり布教してくれた友人に連絡して感想をひたすら話しました。「はちゃめちゃに楽しかった、元気出た、ハイタッチも一瞬だったからなんとか遂行出来た、でも今日の自分の動揺鑑みても握手はとてもじゃないけど無理だね~」なんて笑って話していました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 まさかこの1ヶ月後、初めてリリイベに参加して、推しと握手することになるとはこのとき想像もしていませんでした……。